神々しいです

全身で感じてください

やさしく指導してくれます

写経
瞑想
始点

滝行は科学的にみても修行としての効果がありそうです。たけしの万物創世記の中でも滝行をすると脳内麻薬
ドーパミンが出ると解説しています。 その結果インスピレーションがえられる、気分が爽快になるなど精神的な変化があると言っていますので、滝行は現代人には必要なものかもしれません。

心身を鍛える

本来、滝行とは修験道、神道、密教などに日本古来から伝わる修行法です。 スピリッチュアルなプチ修行のなかでも滝行は強烈です。 なんでそんなきびしいことを自分に課すのでしょうか。 冬は水温2度に下がる水の中に裸同然でつかるのですから、想像を絶する強烈さです。すぐに、日常の感覚はなくなります。「死ぬかと思った」「今までの人生の中で一番辛かった」という感想がでます。 指導者は死んだ気で入れといいます。もちろん死ぬことはありませんし、気合が入っていれば心身ともに守られているかのような不思議な感覚に気がつくでしょう。出た後の達成感と爽快感はなにものにもかえがたいものです。 日常の中で、暖房や冷房、衣服、家などによって守られている自分が、滝という大自然の厳しさの中にいきなり投げ出されたとき、本当に自分を守ってくれているのは何かということを感じることができるのです。 また滝に向かっている時、水の音や光に包まれている自分を日常とは違った感覚でみることもできます。

ストレスに負けない自分を

頭上から落ちる水の圧力によって、常に頭に刺激があたえられます。 このことから滝行は精神病にも効果があることが認められています。 鎌倉の今泉不動は古くから滝行の場として有名でありますが、精神病を治した滝と言われています。 日常のストレスにより、精神が疲れている現代人にはむいているのかもしれません。 滝のマイナスイオンも体に好影響をあたえそうです。

実体験 壱

私が滝行を初めて体験したのは木曾御嶽山の清滝。10数年前のことです。日本の伝統である修験を体験しに行き、たまたま知り合った指導者から指導を受けました。そのときの写真が右の写真です。 夜に到着して清滝の駐車場に車をとめて寝ようとしたところ狐に襲われる夢にうなされました(その当時はひんぱんに夢にうなされていました)。 指導してくれることになったのは新潟から来たという中年の男性で、えーい、えーいと滝に向かって気合をいれ、額に印を結んで私は滝に入っていきました。滝に打たれている間、私は"私に力を下さい"と念じ続けました。無我夢中で真言を唱え続けました。その日から夢でうなされるようなことはなくなりました。 それからも何回かは自分流で滝に入ったことはありましたが、指導者なしでは恐怖が先立つことが多かったです。

実体験 弐

8年前、縁あって本格的に滝行を始めました。きっかけは気功治療をしている友人に誘われたからです。患者が癌を患い体調をくずしたが滝行でもちなおしたと友人は話してくれました。 友人と一緒に初めて洒水の滝に入りましたが、6月で寒くはないはずなのに体のふるえがとまらなくなりました。 そのため数百日連続で入っているという、その時の指導者に気合いを入れてもらいました。 滝行に同行した大学生の女性が「滝で死ぬなら本望ですよ」と言った言葉に奮起して 友人は山奥の滝つぼの、深さもわからないような滝にふんどし一つで挑戦しました。 それから毎週一回のペースで滝に打たれるようになって次第に滝のパワーと素晴らしさがわかってきました。 しかし冬が近づくにつれ、身を切るような冷たさ・寒さとたたかわなければなりませんでした。 家を出るときから気合いをいれ、般若心経をとなえ、不動明王のマントラを唱えながら滝に向かいました。 そうしなければ、とても入れませんでした。足が冷たく、凍るような水の痛さにめげてしまうからです。 水の痛みを日々痛感しながらも、私は次第に自信がついてきました。風邪をひかなくなるし、精神的にも強くなってくるのを感じたからです。 指導者は1000日連続を目指してついに達成。誘われて始めた滝行でしたが、その良さがわかって、多くの人に体験してもらいたいと思うようになりました。

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